理事長挨拶
オープンデータ・ビックデータ・データ経営・クラウドコンピューティングの言葉が様々なメディアから発信される時代になりました。また、その言葉をキーワードとしたセミナーも各地で開催されています。
しかし、その多くは専門用語で語られ、中小企業経営者にとってはわかりにくく、遠い世界に感じるのではないでしょうか。
ICTの利用方法が成熟していない多くの中小企業にとって、真っ先に取り組むべき事は、企業の営みをデータとして蓄積し再利用(情報共有)できる環境にする事です。
クラウドサービスやスマートフォンなどの情報端末の普及で、手軽に情報アクセスが出来るようになった今、顧客情報を一元的に管理し、営業活動と紐付ける操作は簡単になると同時に、初期投資の必要の無いスモールスタートが可能になり、成熟度に見合った段階的なICT導入が可能な時代となりました。
J-damsは地域や業種の枠組みを超えた運営会員を中心として、ICTの導入・データ活用・マーケティング手法活用・事業創出に至るプロセスをデータマーケティングとして整理し、新時代の事業基盤として共有することを目標にした組織です。
皆様のご指導ご鞭撻をお願いするとともに、なお一層のご協力を賜わりますようお願いいたします。
2013年9月 日本データマーケティング支援機構 理事長 高谷良二